『24th 空間共有型ラジオ的公開番組 SOUL TO RADIO』開催(ゲスト:アベケイスケさん)(8/22)

8/22(火)万代市民会館5Fオープンスペースにて『SOUL TO RADIO』が開催されました。
 トークショー形式で開催されるこの番組。
 今回のゲストは、ピアノ弾語り、シンガーソングライターをされているアベケイスケさんです。
 アベケイスケさんは今年度カルチャーMIXフェスタ『N-Art Communication 2017』に出演予定、ほかさまざまなイベントにも精力的に出演されている、とてもエネルギッシュな方です。

 オープニングの軽快な音楽に合わせてシュッと登場したアベケイスケさん(本当にシュッとやってきました)。
 その経歴はアオーレ長岡アオーレ誕生祭「新潟イケメングランプリ」にて第一回グランプリを受賞→地域活性化男性グループ「NIES」で2016年12月まで活動→ソロ活動と、かなり多彩です。

 

 どういった経緯で「新潟イケメングランプリ」に参加したのか、ラジオパーソナリティーのLOVE-ISM代表司山園美さんが聞きました。
「その時は職場の後輩の相談に乗っていたんです。俳優になりたいって言って。それで、俳優になりたいなら、ちょうどこんなイベントがあるから参加してみたら? って話していたんです。そうしたら、アベさんも書類を出してみませんかって話になってしまって、書類を出したら……」
 ――初参加にしてグランプリを受賞したということですね。
「そうです。まさに奇跡ですね」
 アベケイスケさんは涼しい感じでトークをしました。聞いていて落ち着く感じの受け答えです。
 グランプリを受賞し、グループ「NIES」のリーダー(!)をすることになったアベケイスケさん。つい最近、NGT48の北原里英さんがグループを卒業する話もあり、リーダーとしてのまとめ方を聞いてみました。なにせ15歳年下のメンバーもいるグループなので、多様性に満ちあふれています。
「放任ですね」
 ――えっ、何もいわないんですか?
「そうです。メンバーがあれやりたい、これやりたいといったら、それをさせてあげる。失敗しても見守っている、ですね」
 ビシッと方針を決めたり厳しく言うのかと思っていたら、意外な方法論でした。

 

次の話題として、アベケイスケさんはピアノの弾語りをされていますが、どうしてその道を選んだんですか?
 話題に出たのはインドネシア、バリ島でした。
「前の職場は東京だったんですが、ケガのせいでリタイアしたんです。人生どうすればいいんだ! って途方に暮れていたんですけど、こうなったら一回全て忘れてしまおう、って思って旅に出たんです。もともとよく旅に出ていましたし。それが、バリ島」
 ――バリ島では主に何をされていたんですか?
「伝統芸能や演劇を観てました。演劇の内容の詳しいところはわからなかったんですけど、最初に日本語訳のパンフレットをもらえるので、それを見ながら内容を考えるんです。演劇で一番印象的だったのは、ポジティブの神様とネガティブの神様が対決する話なんですよ。その時はネガティブの神様が勝つんじゃないかなと思ってたんですが。結果はどうなったと思います?」
 ――結果は、ポジティブの神様が勝ったんですか?
「結果は引き分けです。二つの神様は確かに違う神様なんですけど、もともとは同じ力から出てきたものなんです。だから、同じ力同士がどれだけ戦っても勝ち負けにつながらないんですよ。そうすると、ネガティブがあるということはポジティブがあるということでもあるんです。こう考えたとたん、イナズマみたいにバーンと来て、心に染みました」
 ――その後、東京に戻ってからは、どうされたんですか?」
「好きなことをしてみようかなって思いました。やりたいこととか、してみたいことですね。そうしてCDショップに入ったらアルトサックスが置いてあって、じゃあ音楽をやってみようかなと思ったんですよ。でもアルトサックスのこと、ぜんぜん知らない。それなら音楽をもっと知ろうと思って、ジャズの学校に入りました。完全に世界が広がりましたね」
 入学後は、教師と小さい頃に弾いていたピアノについて話し合い、そこからピアノの弾語りを考えるようになったといいます。
「僕は歌で救われた人間なので、僕が弾くピアノで救われる人がいてくれればいいなって思います。一フレーズで人生が変わるような、そんな音楽を演奏したいです」

 トークの後はアベケイスケさんによる「青い鳥」を披露して頂きました。人生の最低の時代に、一番下から見上げて、見つけた光をイメージした曲です。
 聞いていると大きなものに包まれるような、すくい上げられていく感じのある音楽でした。澄み通って心に染み入りました。

 番組の最後は心に届くSOULなメッセージを頂きました。
』です。
 光っていること、自分の興味があることをしていけば、やがて興味が形になり、夢になっていくと語ってくれました。
 ものすごくいろんな経験をしてきたア
ベケイスケさんは、さっぱりとしてクールだけど、熱い情熱を胸に秘めていました。

 挫折を経て夢を発見し、それを追いかけ続けたアベケイスケさんに、いろいろなことを教えてもらった気がします。

 (アベケイスケさんTwitter) https://twitter.com/abekeisuke555


 実行委員会 Murayama